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スズメバチ類

名前 写真 コメント 危険度 見かけ度
コガタスズメバチ ・体長は,働きバチで2〜2.7センチ,女王バチで2.5〜3センチ。
・家の軒下,植栽の中,木の枝などに巣を作る。閉鎖した空間には巣を作らない。
・巣の大きさは,直径20〜30センチ,高さ20〜30センチ。作り始めの巣(初期巣)は一輪挿しを逆さにしたような形をしている。円形部はテニスボールくらいの大きさ。
・巣の中にいるハチの数は,50〜100匹くらい。(駆除してみると意外と少ない。)
・餌は,昆虫類,蛾や蝶の幼虫等からたんぱく質分を得る。糖分は樹液のほか,花の蜜,熟した果実などから採る。
・ハチの活動期間は5月頃から11月末頃まで,巣の危険性が増すのは8月から10月頃まであるが,巣に直接刺激を与えなければ襲われることは少ない。
★★★ ★★★★
キイロスズメバチ ・体長は,働きバチで1.6〜2.5センチ,女王バチで2.5〜3センチ。
・野山の木の上,庭の植栽の中,鳥の巣箱,ダンボールの中,家の軒下・屋根裏・壁の中・床下など,あらゆるところに巣を作る。軒下に巣を作る場合,高い位置に作ることが多い。
・巣を作る場所の環境は,直射日光が当たらない・雨があまり当たらない・風通しが良い・近くに餌場(森・公園など)があることなどに左右されると思われる。
・巣の大きさは,直径30〜60センチ,高さ30〜70センチと大きい。
・巣の中にいるハチの数は,推定500〜2000匹。
・巣の表面に常に数十匹のハチがいて,周囲に目を配らせている。約3メートル以内に近付く者に対して敏感に反応し,その者の周囲を飛び回り,逃げない者に対して威嚇した後攻撃してくる。
・餌は,小さめの昆虫類,蛾や蝶の幼虫,街中では残飯等からたんぱく質分を得る。糖分は樹液のほか,花の蜜,飲み残したジュース,熟した果実などから採る。
・ハチの活動期間は5月頃から11月末頃まで,巣の危険性が増すのは8月から10月頃まで,特に9月中旬からが危ない。
・このキイロスズメバチの特徴に「巣の移設」がある。これは春先に女王バチ一匹で薄暗い(たぶん)閉鎖的な空間に巣作りを始め,働きバチの数が増えその場所が手狭なときに,もっと条件の良い場所に引っ越すことをいう。その場合,働きバチが多くいるので初期巣は作らず,最初から大き目(現状の勢力に応じた大きさ巣なので様々)の巣を作り始める。通常,家の軒下に見られるキイロスズメバチの巣はこのパターンが多いと考えられる。巣を作り初めてから完成するまで4〜5日くらい。それに対して,屋根裏や壁の中に作る場合は,最初から作り始めているケースが多いと思われる。
★★★★ ★★★★
オオスズメバチ ・体長は,働きバチで2.8〜4センチ,女王バチで4〜4.5センチ。
・里山の斜面や木の根元,木の洞など,比較的乾燥している土の柔らかい土中に巣を作る。
・巣の大きさは,大きいものでは直径50〜60センチ,高さ50〜60センチに達する。
・巣の中にいるハチの数は,推定200〜500匹,日中は約半数のハチが餌を取りに行く。
・地面の振動に敏感で,巣から5〜6メートル離れて歩いている人の歩く振動を感じることができる。振動等を感じると警戒バチが巣の周囲を飛び回る。
・餌は,蛾や蝶の幼虫,コガネムシなどの甲虫,他のハチの巣などの昆虫類。糖分はクヌギやカエデなどの樹液,熟したイチジクの実などの果実を好む。
・ハチの活動期間は5月頃から12月初め頃まで,巣の危険性が増すのは7月から11月頃まで,特に10月前後が危ない。
★★★★★ ★★
クロスズメバチ ・体長は,働きバチで1〜1.2センチ,女王バチで1.2〜1.5センチ。
・里山の斜面や木の根元,木の洞など,比較的乾燥している土の柔らかい土中に巣を作るが,たまに壁の中や換気口などにも作ることがある。
・巣の大きさは,大きいものでは直径20〜40センチ,高さ20〜40センチ。
・巣の中にいるハチの数は,推定500〜1500匹。
・餌は,小型の昆虫類やカエル,ヘビなどの死骸。水田などに発生するウンカ,ヨコバイなどの天敵でもある。糖分は花の蜜,飲み残したジュース,熟した果実などから採る。
・攻撃性は弱いが,山歩きなどで巣の真上を歩いたりすると刺される。ハチが小さいので毒の量も少ない。
・信州では「蜂の子」として食用にされる。
★★ ★★




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